去年の夏にミッドソールが加水分解してしまったニューバランスの576CD 。
1995年頃に購入したスニーカーですので、ミッドソールのポリウレタンが加水分解するのに十分な時間が経過しています。
何となく捨てられずに下駄箱の中に保管していました。
久しぶりに出して見たら、履き口の内張のビニールが裂けてベタベタしています。こりゃ靴下に貼り付きそうです。
ミッドソールの剥がれた面を手で触ると粉状に崩れていきます。
反対側からも撮影。
そして、開いてみて撮影。
過去ニューバランスのスニーカーは、アウトソールがすり減るより加水分解の方が先にやってきました。
スポーツシューズですから、コレクションして10年以上履き続けるような仕様ではないのでしょう。
同時期に購入した復刻版M1300は7年前にソールが剥がれてしまい、ニューバランスジャパンで張り替えしてもらったことがあります。ニューバランスジャパンでは加水分解との所見でした。
張り替え後は、我が家の別の人が履いて、あっという間に履き潰れました。
M1300は大切にしまっておいて、あまり履いていませんでしたが、このM576は頻繁に履いていました。
また、同時期に購入し、M1300と同様に履く機会が少なかったM996もM1300と同時期に加水分解してしまいました。製造後約10年が加水分解の目安でしょうか。
この状況から、良く履いた方が加水分解が遅いのではないかと感じています。私が感じているだけなので、特に根拠はありません。
ニューバランスの履き心地の良さはこのソールにあると思います。
私の実感を元にして、今あるニューバランスのスニーカーをなるべく加水分解させないために、頻繁に履くようにしています。
そして、このM576は写真で保存することにします。
(撮影:ニコンD90)
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