セーラーのプロフィット21長刀研ぎです。
買ったときのペン先の太さは中細でした。
(撮影 Nikon D90)
ペン先横には「NM」と刻印されています。
(撮影 Nikon D90)
日本語のトメ、ハネ、ハライがきれいに書ける優れたペン先ということで購入しました。
残念なことに、私の筆記能力ではその優位さを使いこなすことができず、きれいに書くことができませんでした。無念。
ノートに書いた文字は、単なるインクだまりと化し、判読不能な状態になります。
要するに、ペン先が太すぎて文字が潰れてしまうのです。
このままでは無駄遣いになってしまうと思いいろいろ自分の中で使い道を考えましたが、適当な使い道が思い当たりませんでした。
そこで、メーカーさんには申し訳ないのですが、製作者の意図に反して自分でペン先を削ることにしました。
目指すところは、縦線太め、横線細めのスタブ調です。(実際に削ったのは8年くらい前。ペリカンの万年筆で一度上手くいっていますので。)
まずはペン先の最先端部を平らに削りました。
(写真のペン先にインクが付着しています。インクを吸入後、きれいに拭き取らないのが私の好みです。)
そして、ペン先の先端からお腹の部分にかけても大分そぎ落としました。
(撮影 Nikon D90)
縦線が太め、横線が細めになっています。筆記時に引っかかりもなく、とりあえず成功しました。
インクはmontblanc(モンブラン)のblueblack(ブルーブラック)。
このインクが一番好きです。
モンブランのブルーブラックは耐水性がありますし、再生紙でもあまり滲まずに書くことができます。
ペン先にインクのカスが詰まりやすいとか言われることが多いですが、この万年筆にはずーっとモンブランのブルーブラックで問題ないです。(ただ、ペン先首軸の金属リングが若干腐食気味です。)
(群銀さんからいただいたメモ用紙)
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