私が一眼レフを手にしたのが高校一年生の時なので、カメラ歴は40年以上になります。
高校から社会人になるくらいまでは、修学旅行で建物や友達を撮ったり、社会人になってからは、どこかに出かけたときに友達を撮ったり、といった具合に思い出を記録するのが主な目的でした。思い出を記録という割には、ネガもプリントももう残っていないのが現状です。なんのための写真だったんでしょうね。
その後、一番大量に撮ったのは、娘の成長記録でした。この時代はまだ銀塩カメラでしたので、大量のネガとプリントが残されています。なんとかデジタル化したいけど、その費用を考えると躊躇してしまいます。
こうしてみると、銀塩カメラは、フィルム代、現像代、プリント代が結構かかるので、シャッター一回に相当気を配って撮っていたものです。そして、作品と呼べるような写真とは無縁です。なぜか?作品なんて撮る金銭的余裕がありません。
時は流れ、デジタルカメラの時代が到来しました。お金を気にせずバシバシ撮れる時代の幕開けです。
ですが、娘もほぼ成長してしまったので、被写体がなくなります。そこで、ブログを始めることになります。
ブログでは文房具、特に万年筆の記事を中心に書き初めましたので、物撮りが主体となりました。この他、食べた物や洋服、靴など、様々な物撮りをしてきているわけです。
スナップと称して、街中を撮影していますが、構図や光と影を考えて撮っているスナップではなく、ブログの記事を書くための記録写真の範疇であると認識しております。
つまり、写真作品とは無縁の記録写真ばかりです。ですから、写真が上達するとかいう概念とは無縁であると感じています。
風景写真、出かけるのが億劫です。
スナップ、切り取り方が難しく、簡単に撮影できるわりには、難易度が高いです。スナップの定義ってなんなんすかね?
鉄道、飛行機、花、野鳥などなど、全く興味なしです。
写真集、写真展、コンクール、写真教室、芸術的活動にも全く興味なしです。
iPhone14に保存されているいらない写真を削除しようと眺めたら、ブーツばかりでした。
写真ではなく、カメラが好きということは間違いないようです。そして、写真作品も全く考えず、いろいろな記録写真を撮っています。
一時期、写真が上達するにはどうしたらいいか?など考えましたが、創作活動していないので、上達しなくてもいいみたいです。
YouTubeで写真上達法的な動画を見てしっくりこなかったのは、ベクトルが違うんです。作品ではなく、記録なんです。
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