私の場合、単焦点レンズから一眼レフを始めました。当時、どこのメーカーも50mmのf1.8が一番廉価で始めやすかったですね。
ピント合わせは当然マニュアルで、オートフォーカスは存在しませんでした。
ですから、ピンボケ写真を量産していました。
フィルム感度も、ASA100。現在でいうとISO100くらいしかなくて、ASA400といえば高感度でした。現在のデジタルカメラの感度とは比較になりません。
被写体振れ、手振れ写真も量産していました。高校時代の修学旅行なんか、オリンパスOM1を持って行ったら、内蔵露出計壊れちゃうし、失敗写真だらけでした。
それから数十年、カメラの進化はすごいです。私の腕は進化しないけど。
しばらく、50mm f1.8の標準レンズしか持っていなかったので、あまり写真を撮ることもなくなり、大人になってしまいました。
そして子どもが生まれて、15年ぶりに一眼レフを購入しました。EOS55というカメラで、ズームレンズついてるし、オートフォーカスだし、視線入力という、見つめた箇所にピントが合うなんていうギミックも付いていました。
とにかく一眼レフが便利になったと実感したものでした。そして、失敗のない子どもの写真が量産できました。
わたくしこの時31歳でした。ズームレンズってすごいなということで、またカメラを趣味として始めたのでした。
単焦点レンズなんて、全然使わなくてすみました。そう、今でもわざわざ50mmのレンズ使おうかなんて思いません。
だってアマチュアカメラマンですから、好きに撮りゃいいんですよ。単焦点レンズ使わなくちゃ写真が上達しないとか、昔は聞きましたけど、プロカメラマンだってズームレンズ使ってるじゃないですか。
便利なズームレンズ使えばいいと私は思っています。単焦点レンズは遊び程度にしておく方がいいと思います。そうじゃないと、レンズ沼ですよ。
私はニコンのFマウントレンズで何本か単焦点レンズを持っていますが、普段使うのはマイクロニッコールだけです。
50mm f1.8も持っていますが、いつ使ったらいいやら。
富士フイルムX-S10にも単焦点は要らないと考えていて、レンズキットのズームレンズで足りると思っています。