食べ慣れた味というもの

わたくし、人生で一度だけ海外旅行に行ったことがあります。1990年のことです。

飛行機が怖いことと、日本と違う環境に不安があり、海外旅行は今後も行くことはない見込みです。

なぜ、飛行機が怖いかといいますと、墜落したら、まず、助からないことです。事故率が低いなんて話では納得できません。

さて、一度きりの海外旅行の行き先はシンガポールでした。結構長時間飛行機に乗るんですよね。まあ、仕方ないとあきらめて出かけました。私用で飛行機に乗ったのは、ここ旅行だけで、それ以降何度か国内線には乗りましたが、全て仕事でやむを得ず飛行機を利用したものです。

シンガポールのホテルでは日本語が使えるよと、誰かに聞いていたのですが、ホテルのフロントでさえ全く通じませんでした。

部屋に案内されて、入ってみたら、あらビックリ!洗面台の水道工事の職人がいるじゃないですか。普通、客がいないときに工事しますよね。部屋ではしばらく工事が続いていて、落ち着かなかったです。

JTBのパック旅行でしたので、観光、食事、買い物はスケジュールが組まれていて、不安はありませんでした。

ただ、フリーの時間帯があり、昼食を食べなければならないというミッションがありました。

そこで、屋台村みたいのがあるという観光雑誌の情報を信じて、タクシーで向かうことにしました。

運転手に観光雑誌を見せて説明したのですが、なんとなく、わかっていない様子。案の定、地元のスーパーマーケットに連れて行かれました。

食べられそうなものがありませんでした。そこからどうやってホテルに戻ったか覚えていません。

だから海外旅行は嫌だったんだよね。

マーライオンは小さいし、セントーサ島だって全然面白くなかったし、蝶々がたくさんいた博物館みたいのも、虫が嫌いだし。

実は、パック旅行での食事は、全て口に合いませんでした。中華料理、フランス料理、日本料理までも口に合わなかったです。

そして、思い知るのです。ホテルの料理が一番お口に合っていると。普通のホテルの洋食ですね。

お土産に、洋酒(変わった瓶に入ったナポレオン)、煙草(マールボロとラッキーストライク)、ラルフローレンのボタンダウンシャツとか買って帰りました。

この海外旅行が、あまりにも期待と違っていたので、その後は飛行機が怖いこともあり、二度と出かけていません。

食べ物って、土地が変わると、水も違うし、とにかく自分が知ってるメニューであっても、自分が知らない味になっちゃうんですね。

ここのところ、ビリヤニや麻辣湯という、日本の料理ではないものを食べてみましたが、私には合いませんでした。

本場の味でなく、日本人向けに味が調整されていないと駄目みたいです。もう老人なので、新しい味に挑戦しなくてもいいかなぁ〜と思う出来事でした。

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